二世帯住宅を建てるのに、限られた土地の広さで2世帯分の十分な居住スペースを確保するのは結構大変・・・
と言う家も多いものです。
そこでリクルート住まいカンパニー調べのランキングから
二世帯住宅を一部共有部分を作る家はどこを一部共有にしてる?
というランキングで比較をしていきました。
今回は後編です!
二世帯住宅の一部共有場所はどこが多い?
設計士さんに間取りを提案してもらって色々な案が出ても
なかなか決めづらいのが間取り。
特に、二世帯住宅で親世帯や子世帯と一緒に住むとなると
- どこを共有しても気遣いせずに住めるのか?
- お互いが生活しやすい動線を作った家の間取りはどんな形なのか?
は気になるところですよね。
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⑥階段を一部共有する
階段を一部共有して作る二世帯住宅作りとなると、
階段を中心にしてお互いの生活空間を分ける間取りになるのだと思います。
そして、階段を親世帯も子世帯も使うということは
上下分離型の二世帯住宅ではなく、
お互いの世帯のスペースが1階にも2階にもある左右分離型の二世帯住宅を作るということでしょう。
この場合は、
玄関と階段をお互いが共有する形の二世帯住宅になるので
間取りとしてはかなり広さの節約ができるかと思います。
玄関と階段って結構場所をとりますからね・・・
それが共有でも大丈夫!という家づくりが考えられれば
そのスペースをリビングやお風呂に活用できるので
アリな選択肢になりますね!
⑦洗面所を一部共有にする
7位以降は正直、間取りの活用方法でかなり悩んで作る場合の一部共有の場所だと思います。
余裕を持って二世帯の家族同士が気を遣いすぎずに暮らす
というのが二世帯住宅を建てて穏やかに一緒に過ごすには大事なので
やはり、できることならお風呂以外の水回りは一世帯一ヶ所は設置しておくと便利なところ。
洗面所は顔や手を洗ったり、歯磨きをする以外でも
日用品を保管しておく場所になっていたり、女性は化粧をする場所であったり
と役割りも多くあるので、
洗面所が1ヶ所しかないと不便と思うことが一度はあるかもしれませんね。
ただ、設備代の節約にはなるので
予算オーバーでどこか削らなくてはいけないという場合には
一部共有する候補として上がるかも知れませんね。
⑧トイレを一部共有する
トイレを一部共有するのも
洗面所と同様、あまり一部共有する人が多くないというのが実情だと思います。
普通の単世帯住宅でも1階と2階に1ヶ所ずつトイレを設置している家もあるほど、
トイレは削れない部分ではあるので
ある程度の人数がいる二世帯住宅ではなおさら、
トイレを真っ先に一部共有候補に挙げるのはやめておいたほうがいいのかな?と個人的には思います。
スペースも1畳ほどしか取らないし、安価なトイレを設置しておけば
水道代は使用回数に応じて増減するものなのでそんなに変わりないと思うので
1世帯1ヶ所が理想なのかなと思います!
⑨納戸を一部共有する
納戸を一部共有するという二世帯住宅が9位でした。
納戸の広さや数まで間取りを決める時に頭が回らない・・・
という二世帯住宅を建てる人も多いと思うのですが
やはり荷物を収納する場所を作ることは家を建てる時から
- 子世帯側の人数と荷物の量
- 親世帯側の今までの荷物の量と引越した後の荷物の量
をあらかじめそれぞれ考えておきべきだと思います!
長期保存したい荷物や季節ものを収納するための納戸は
少し広めにとって二世帯で共有してお互いに仲良く使う(←ここ大事です!!笑)
のは間取りを作るときに考えるのはアリだと思います!
ここは、同居するみんなでの話し合いが必要な場所ですね。
⑩ベランダを一部共有にする
第10位はベランダでした!
え?ベランダ???
と思う人もいると思います。(多分)
ベランダを一部共有する二世帯というのはきっと
左右分離型の二世帯住宅を建てる家なのかなと思います。
広めのベランダを設置して、普段は半分ずつで洗濯物を干したりするのに使い
休日にはたまに二世帯みんなが集まってベランダでバーベキューをしたり
孫がプールなどの水遊びをするのを親世帯に見てもらったり
1ヶ所でも、楽しく共有できるスペースがあるというのは
円滑にコミュニケーションが取れるきっかけを与えてくれる場所でもあったり
メリットもたくさんあるので
極力共有するのは避けて家を建てたい
と理想では思っていても、予算や広さの関係で現実的にそうもいかないのが家づくり。
今回取り上げたランキングの中で一番一部共有をして負担が少ないのはやっぱり出入りの問いにしか使わない
1位の玄関。
2位のお風呂は水道代や設備代のコストを減らせる大きな点を持った場所。
自分たちの世帯の空間を最低限確保しながら生活する
という意味で
トイレと洗面だけは各世帯で付けているという二世帯住宅は多いようです。
これから二世帯住宅を建てる人へ少しでも間取りや設備の参考になればなと思います!