できることならば、二世帯住宅を建てずに
自分たちの家族だけで好きな土地に好きな建物で住みたい・・・
でも現実は不動産は何千万ものお金が発生する話だし
将来の親の面倒や子供の世話をしてくれる人が近くにいると助かるし・・・
そんな思いが交錯して当たり前なのが二世帯住宅を建てることなのです。
今回はそんなちょっとめんどくさいこともある?二世帯住宅のどこが親世帯・子世帯で気を遣ったり気になったりするのか、例を挙げてまとめてみました。
二世帯住宅で2つの家族が1つの家に。どんなことが気になるのか
実際に親世帯・子世帯の同居をする二世帯住宅でどんなことが主に気になるのかを挙げてみました。
こういった人間関係はたとえ家族でも気になり出したらキリがないです。。。
なので、ほどほどに考えて、妥協という2文字も持ちながら二世帯住宅を建てる計画は立てましょう!笑
1.音の問題
音の問題は主に上下分離型の二世帯住宅で気にしやすいことですね。
一般的に、親世帯は後々の介護のことなどを考えて1階に住む場合が多いです。
階段を上り下りしなくていいことがメリットとして
二世帯住宅は歓迎されるわけですね。
その場合は子世帯の家族、特に小さな子供のドタバタして走り回ったりおもちゃを投げたりして遊び回る音はどうしても下の階にも響いてしまうものです。
1階に住んでいる親世帯からすると、他人ではなく孫や子供の騒音なので
寛大に捉えられる人もかなりの数いるのも現実です。
ですが、中には音に敏感な家族もいるのは仕方のないことです。
二世帯住宅を建てると親世帯、子世帯と決めた時に
「音の問題は気になる方なのか?」
事前にやんわりと確認するのはベストな方法です!
そして、義理の関係で迷惑をかけてしまわないか・・・
と心配な場合は、建築すると決めたハウスメーカーの営業さんへ気になることを伝えて
営業さんや設計士さんを通じて
少しでも音の問題を軽減できるような間取りを設計することをおすすめします。
我が家の場合は、大手ハウスメーカーで建設したこともあり、二世帯住宅対応の音を軽減する床材を標準仕様で組み込まれていました。
ですが!
やはりそうとは言っても夜にドタバタ走り回ると下に音が響くそうです。。。
なので、設計士さんとの打ち合わせで上下の間取りの工夫をしてもらい、一緒に住む親世帯へは直接話すのと角が立つ場合もあるので間に入ってもらって家づくりを進めていくのが一番悩みが少なくていい家が建てられると思います!
2.近所付き合い
新たに土地を買って二世帯住宅を建てる場合は
親世帯、子世帯共に新しい環境になるため、近所付き合いもそれぞれが行うことになるでしょう。
夫婦どちらかの親の実家に二世帯住宅を建てる場合、ずっとその土地に住んでいて
既に親世帯で近所付き合いができている場合、
思い切って親世帯に近所付き合いはお任せしてしまいましょう!
我が家の場合がそのパターンで、もちろん、ゴミ出しのルールや挨拶などはきちんとしていますが
新しく近所で付き合いをするということは子世帯側ではしていません。
町内会のことも親世帯に一言
「お願いします!」とお願いしてほとんどのことをやってもらっています。
変に顔を出して付き合いを広めるのも億劫なのでこれで良かったなと我が家は思っているところです。
3.共有スペースの掃除は誰がするのか
玄関やお風呂やキッチンなど色々な場所を共有設備にして二世帯住宅を建てる家は多いと思います。
住み始める前に、お互いの考えをオープンにして決め事にするというのがほとんどなよう。
もしも住んでから気になる部分があったら、血縁関係がある子供のほうが間に入って解決する
というのが大事にならなくて済むのでおすすめです。
なので、夫の親と同居になった妻の場合、
どれだけ親の味方にならず奥さんの意見を尊重してくれる相手なのか
きちんと分析しておくのは大事ですね!笑
4.共有型の二世帯だけれど親世帯と顔合わせたくない日もある
特に義理の関係の親に
スッピン姿・パジャマ姿で会いたくない・・・
なんて人は多いですよね。
我が家は玄関だけ共有型の二世帯住宅で玄関からすぐの場所に階段をつけているのですが
1日顔を合わせない日もかなりの日数あります。
お互い、仕事をしていたり出かけたりとそれぞれの時間を過ごしてスケジュールはお互いに把握はしていません。
玄関だけの共有でもかなりお互いの世帯が独立して過ごせる
ということは我が家で立証できるので、このサイトを読んでいただければ参考になるかな?と思います!
5.キッチンやダイニングが一緒だと食事の時間を合わせなければいけない?

キッチンやダイニングを共有にして二世帯住宅を建てる人も中には多くいますよね。
この場合、
- 食事の時間を一緒にしないと気まずい・・・
- 朝昼晩、1日3食を自分の家族だけでなく親と一緒に食べなければいけないのか・・・
と気になりますよね。
この場合は、あらかじめお互いの生活リズムとどういった食事方法にするのか、きちんと話をしてから間取りを決めて建てるべきでしょう。
そして、例えば夜ご飯がいらない場合、遅く帰宅する場合などのスケジュールを
お互いがわかるようにキッチンに情報共有スペースを設ける
とお互い会話をしなくてもスケジュールがわかるというだけで円滑に家の中で二世帯が生活できるのでおすすめです。
想像しただけで二世帯住宅を建てるのがめんどくさくなってきた・・・
と感じるけれど、キッチンのスペースやコストを削減したい!
と思う場合には、
ミニキッチンを設置してキッチン&ダイニングを分ける
のが絶対におすすめです!
ミニキッチンならコストも安く済むし、冷蔵庫なども世帯別に設置すれば
別々に食事の管理ができます。
そして、週末の夜など親世帯・子世帯が一緒に食事がとれるときにはメインのキッチンで一緒に食事をする
というのが気楽に感じるのでは?
と思います。
6.玄関が共有の場合、お互いの靴はどう片付ける?

玄関のみ共有にする二世帯住宅はかなりの数あると思います。
玄関は家の出入りにしか使用しないため、滞在する時間が少ないのと、家族が使用するのに重なる時間が微妙に違ったりすれば共有にしていて不快感を感じにくい場所だからでしょうね。
けれど、靴や外で使うものの管理は親世帯・子世帯分けて考えたいところです。
おすすめは間取りに余裕がありそうならば、玄関の隣にクロークを設けて
親世帯・子世帯と収納スペースを分けて
一緒に使う場所だけれど別々に管理をすること。
我が家では土間を仕切るなどして玄関ドアを開けてから2箇所に分けてみましたが
なぜか一緒に玄関を使うようになりました。
そして、玄関掃除は1階に住む義理の親がやってくれています。
自然とお互いにストレスなくできるルールもあれば、
あらかじめ決めてルールにのっとってやったほうが円滑な人間関係が過ごせる場合と
ケースバイケースであるので、
一緒に住む子供、親の性格をよく把握しておく
というのが大切なことだと思います!