ぶっちゃけ、二世帯住宅を建てる時にどんなことに気をつけて家を建てたらいいか、大きな買い物だからこそきちんとしたいけれど、分からないところだらけですよね。
今回は実際に二世帯住宅を建てた人の間取りの紹介と
間取りの中でどんなところに気をつけたのか、これから建てる人への参考となるポイントなどをまとめてみました。
実際に二世帯住宅を建てた人の間取り4選を紹介
今回は4件の実際に二世帯住宅を建てた家の間取りを紹介します
間取りを組み立てる上で気をつけたいのが
親世帯と子世帯の共有スペースや距離感。
近すぎてもストレスになるし、完全分離型にして全く距離を取らないような家にすると
どちらかが逆に関わりが薄すぎて気を遣う・・・
という面倒くさい人間関係の心の中というものが出てきてお互い気を遣うもの。
家を建てる前にはぜひ実際に建てた人の間取りを見て自分の生活の理想を追求してみることをおすすめします!
こだわりの建築家の設計で建てた二世帯住宅の間取り

こちらの家は完全分離型の二世帯住宅で
1階が親世帯、
外階段を設置して2階が子世帯という建坪80坪の二世帯住宅です。
この方のお家の1階部分で一緒に家を建てた親は建築してから5年一緒に住んだだけで亡くなってしまったとのことで、
現在は1階部分は全く誰も住んでいない状態だそう。
こういう不測の事態に備えたのが
1階と2階を分ける外階段で玄関を別
にするスタイル。
こうやって設計しておけば、
建築費用は一部共有型の家に比べると費用が嵩みますが
将来的に1階部分を賃貸に出しやすくなるので住宅ローンの支払いや固定資産税の支払いに家賃収入を充当することができますね。
そして、建築家の設計事務所で建てる注文住宅の素敵なところは
型にはまらない間取りが作れること。
この自由度を知ってしまったら、定番の間取りは少々不満を感じてしまう部分もありそうですが
取り入れられる部分は参考にしてなるべくコストをかけずに家を建てたいですね!
セキスイハイムで建てた二世帯住宅の間取り

こちらの間取りはセキスイハイムで建てた二世帯住宅の間取りです。
建坪は約32坪と
二世帯住宅にしてはコンパクトな間取りながら
子世帯・親世帯のエリアをしっかり分けて建てたお家です。
建坪の広さが取れない場合はやはり
玄関を共有にするなどの共有場所があると、居室の広さがその分取れるので大事なポイントだと思います。
二世帯住宅を建てる上で大事なのは
上の階の音の問題。
これを軽減するべく、キッチンやリビングの場所を上下同じ場所に設置するのが
二世帯住宅を建てる上では主流になっています。
地元の工務店で建てた二世帯住宅の間取り

建坪50坪の二世帯住宅の間取りです。
玄関だけ共有にして、あとは全て2箇所ずつ設置した間取りです。
シンプルな間取りで、とにかくコストを削減してシンプルでもいいから建物代を安くしたい人には参考になる間取りだと思います。
このお家のポイントは、玄関からすぐに階段に登れるように
玄関自体は1つだけれど、靴を脱ぐ土間の部分から内扉を設けて玄関を家の中で2つに分けているところ。
こうすることで、靴なども別々に保管することができるし、半独立型の玄関として使えるので
玄関共有にするか、玄関を2つにするかで迷っている人には参考になるアイデアだと思います。
地元工務店で二世帯住宅を建てた人の間取りその2

こちらの方の二世帯住宅の間取りも、玄関だけ二世帯共有で作って建てたお家です。
このお家の玄関は、単世帯の玄関のような作りにして完全に共有にした代わりに、クロークスペースを作ることでアウトドアグッズや靴など、多くなりがちな荷物を隠して収納できるスペースになっているので
収納場所重視の人にはおすすめな間取りですね。
おわりに
今回は4件の二世帯住宅の間取りを紹介しました。
参考になる間取りはありましたか?
上下で分ける二世帯住宅を建てる上で気をつけている共通点は
水回りやリビングを上下同じか近い場所に設置する
ということ。
例えば、1階の寝室の真上に廊下やリビングを設置してしまうと、足音などの音が気になって1階に住む世帯に気を遣うことになってしまいます。
なので、上下で住まいを分ける場合には音の問題に気をつけて間取りを作るようにすると、生活の快適度が変わってくると思います。
あとは広さに限りがある二世帯住宅を建てる場合には
収納場所を確保するのがなかなか難しかったりしますよね。
その場合は、玄関横に収納を広めにとってみたり、少しでも収納庫が作れるように設計士さんに工夫してもらうのもおすすめです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!